ボランティア

ボランティア

災害ボランティアの意義

1995年、阪神・淡路大震災が起きました。この発災直後から多くの人がボランティアに駆けつけて救援活動に携わりました。兵庫県の推計では1年間で述べ138万人がボランティアに参加しました。これは復興にむけて地域コミュニティ、行政の限界を補う大きな力となりました。この年はボランティア元年と呼ばれ、以後、災害時には必ず姿が見られるようになり不可欠な存在となりました。

阪神淡路大震災では、要救助者の約77パーセントを救出したのは近隣住民でした。このことからも非常時には行政ではなく一般の方の協力が非常に大きな力となることが伺えます。

多様な活動

災害後初期には泥出しや、がれき撤去などの力仕事が多いが、次第に様々なニーズが発生してくる。例えば、話し相手や、通訳、入浴サービスや学習指導など多岐にわたります。柔軟な心で被災者の方々に寄り添うことが望まれます。

参加するには

災害発生後には災害ボランティアセンターが設置されます。災害ボランティアセンターは被災者などのボランティアして欲しい人とボランティアに参加したい人をつなぐ機能を持ち最近では設置と同時にホームページやフェイスブックが立ち上がり所在の確認ができるようになってきました。

参加の注意点

〇無理をしない 〇気負わない 〇十分な休養や栄養をとる 〇声をかけあう 〇交替を守る 〇思ったような活動をができなくてもポジティブに考える

ボランティアに参加するの方の動機や目的は人それぞれ違うと思います。しかしあくまで被災者のための活動であるため思うように活動ができない、力になることができなかったなどと感じても、助けが必要でないのはそれはそれで良かったとポジティブに考えましょう。

さらに被災者だけでなく被災地で活動するボランティアもストレスにさらされることは多く、一人で背負うことや無理をすることは禁物です。被災者だけでなく自分自身の心のケアも忘れないでください。